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広報誌 CAR Navigation vol.34 PDFダウンロードPDFダウンロード(1.2MB)

「このサービス、なんでIPアドレスから地域がわかるの?どうやって調べてるわけ?精度は大丈夫なの?」クライアントや社内スタッフから聞かれて答えに困ったことはありませんか?
かく言う私も、初めて名刺交換をした方に尋ねられてしどろもどろの返答しかできなかったほろ苦い思い出が……。
 サイバーエリアリサーチがIPアドレスから地域を知るために使っている方法は大きく3つ。今回はその中の「ホスト名に隠された手掛かり」について解説していきます。
これさえ読めば、今日からあなたもIPアドレス通!

サイバーエリアリサーチが行う3通りのIP Geolocation調査とは?



Q.ホスト名っていったい何?IPアドレスとどう関係があるの?
A.ホスト名は、IPアドレスにつける「ニックネーム」です。

 電話番号をゴロ合わせにして覚えることがありますよね。人にとって数字の羅列は覚えにくいもの。IPアドレスは12個の数字の羅列なので、人が操作するには使いにくいという問題がありました。
 そこで考え出されたのが「ホスト名」という仕組み。IPアドレスに対応する「ニックネーム」をつけ、人が管理しやすくしたものです。
さらに、トップレベルドメイン(co.jp、.comなど)を見ることで、使用者やWebサイトについて情報を得られることも。例えば「co.jp」は日本国内に登記されている企業が一社につき一つだけ使えると定められています。信頼の置ける法人組織だということを、WebサイトのURLやメールアドレスで示すことができるんですね。

Q.ホスト名から地域がわかるってどういうこと?
A.ISPによっては、ホスト名に地域がわかる「手掛かり」があるんです。

 ホスト名は「ニックネーム」であると分かったところで、ISPが家庭用に提供しているIPアドレスがどのように管理されているかを見てみましょう。ISPによっては、ホスト名に地域名や地域コードなどの情報を含め、管理しやすくしていることがあります。これがIPアドレス調査の手掛かりとなります。
とはいえ、一見しただけではどの部分が何を表しているのかよくわかりませんよね。調査員たちはまず「同じ文字列を含むホスト名が近い地域に集中しているし、市の略称とも一致する」「この数字が県内で共通しているから、この数字は都道府県を表していると考えられる」などの仮説を立てます。次にそれを別の分析手法で調査し、仮説が正しかったかを検証します。この積み重ねによって現在のホスト名の判定ルールが構築されています。

現在3,044,750パターン!多種多様な判定ルール


14年間の調査で培われた判定ルールは実に多様。 例えば、この文字が含まれれば沖縄県と判定されるものだけでもこんなにレパートリーがあるんです! ※下記は判定ルールのごく一部です。

okn  「沖縄」の略。このように、都道府県名・市区町村名を略してホスト名とするパターンが一般的です。
a047  都道府県名を数字で管理しているもの。47=沖縄という紐付けは、複数の分析手法で検証して判明したものです。
nah  「那覇」の略。那覇市で使われているという事が分かるため、都道府県・市区町村共に位置を判定できます。
nirai  沖縄でのみ使われている地域ISPのホスト名なので、県が判定できます。地域判定には、地域ISPについての知識も求められます。


クイズ! これってどこのホスト名?


仕組みが分かったところでクイズに挑戦!ホスト名から使われている地域を当ててみましょう。

問題
ホスト名の中に「izm」という文字が入っていました。
「izm」という文字が入っている場合、ある都道府県で使われていると判定できます。 さて、いったいどこで使われているのでしょうか?

(1)大阪府   (2)神奈川県   (3)島根県

答えのページはこちら

「chiyoda」っていったいどこのこと?
日本国内の地域判定にサイバーエリアリサーチをおすすめする理由

 「チヨダ」といえばたいていの人は「東京都千代田区」を思いつくでしょう。しかし、「群馬県邑楽郡千代田町」など、日本にはいくつか「チヨダ」と名のつく地名が存在します。ホスト名に「chiyoda」とあったとき、これを見分けるには日本の地理の知識が求められます。
 世界に目を向けると、弊社と同様にIP Geolocation技術を提供する企業が存在します。しかし、やはり「調査地域に対する知識」というハードルは高いのだそう。その点、日本人スタッフが調査を行うサイバーエリアリサーチは、国内での地域判定に大きな強みを持っています。サイバーエリアリサーチの技術が選ばれる理由のひとつは「国産」だということ。  国産であること自体が、判定精度の高さを支える要素となっているんですね。

 今回はホスト名から地域を判定する仕組みをご紹介しました。しかし、ホスト名はあくまで「ニックネーム」。ホスト名がつけられたIPアドレスは、IPアドレス全体の約半数です。残りのIPアドレスには「ニックネーム」が無いので、別のアプローチが必要になります。
 また、ホスト名の中に手掛かりがないというISPも存在します。
 そんな時には、「ネットワーク機器の繋がり」を手掛かりに調査を行います。それはまるでパズルのピースをひとつひとつはめていくような、根気のいる作業です……。
 続きは次号の「CAR Navigation Vol.35 第2回:IPアドレスを尾行調査!?」をお待ちください!


次号「広報誌 CAR Navigation vol.35」は10月初旬発行予定です

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